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「ふるさと納税は、税金の痛みを和らげる薬にもなる」ってどういうこと??

ふるさと納税には、
実質負担2,000円でお礼の品がもらえる
という効果だけでなく、
税金の支払いを分散し、その払う痛みを緩和する
という、副次的な効果があります。

※iPhone7にて撮影

 

税金は何が痛いのか?

税金の支払いは、ひどく痛いです。
精神的に響きます。

では、何が痛いのでしょうか?

私の場合、
何の言われもないのに、多額のお金を、急に持って行かれる
のが痛いです。

 

①何の言われもないのに

もしこれが、
年払いの保険料の支払いであれば、
ここまでの痛みを感じません。

こちらが申し込んでいるものだし、
サービスを受けているからです。

しかし税金は、
こちらから申し込んだもの、主体的に約束したものではないし、
正直なところ、サービスを受けている自覚を持てないからです。

 

②多額のお金を

サラリーマンの方が、
毎月の給与から税金が天引きされる、
という制度は、まぁよくできたもので、
税金を払っている痛みを感じにくくはしています。

しかし、フリーランスや会社の税金は、
そういった仕組みでないことが多く、
一度にガッツリと払わなければいけません。

この金額の大きさが、資金繰り上も、メンタル上も響くのです。

もちろん税理士なので、
前もってスケジュールや金額は把握していますし、
私のお客様にはお伝えするようにしています。
(システムで出るような分かりにくいものではなく、
自作のExcelで表にしています。)

それにしても…きついものはきついのです。

 

③急に持って行かれる

ある日、通知や納付書が送られてきて、
◯日までに払ってください、
と突然突きつけられる、あの感じもイヤですね。

 

ふるさと納税は痛みを緩和してくれる

ふるさと納税は、
この税金の痛みを緩和してくれる効果があります。

 

「2000円の自己負担で返礼品がもらえるやつじゃないの?」
そのとおりです。

自身と結びつきの深い自治体に対して寄付を行うことですが、
直接的には、返礼品が目当てになったりします。

ただ、副次的な効果として、
一度の税金の支払いを減らせる、というものがあります。

 

どういうことでしょうか?

通常であれば、2018年の税金は、
2019年3月までに確定申告をして、
所得税は3月、
住民税は6月以降、分割して払います。

いま、やり玉にあげているのがこの所得税と住民税で、
要は、2019年にドカッと払わなければいけません。
この、「来年にドカッと」が痛いのです。

ですが、
ふるさと納税として2018年中に払うと、
2019年に払う所得税や住民税の金額を減らすことができるのです。

 

ふるさと「納税」ですし、
そもそも、自分の住んでいる自治体の、
自分にゆかりのある自治体に納税するのが趣旨ですから、
当然といえば当然です。

トータルの支払いはほぼ変わらず(むしろ2,000円増)、
実質的な意味での節税にはなりません。
また、税金から全額控除できる限度額があり、
税金の一部にすぎません。

しかし、2018年のうちに、前倒して払えるという効果はあります。
一度にドカッと払う痛みを、ささやかながら緩和できるのです。

それで、合わせてお礼の品をもらえるんであれば、
いいじゃないでしょうか。

 

まとめ

もちろん、税金を減らす正しい節税や、
小規模企業共済のように将来にお金を残す節税が最優先です。

しかし、それでもどうしても発生する税金に対し、
ささやかながら、その痛みを和らげるために、
ふるさと納税を活用する、
という発想があっていいと思うのです。

 

痛み止めの薬とは、もともと対処療法的な、
気休めとしての要素があるものです。

しかし、人がそれを求めるのは、
症状を和らげて、落ち着くためです。

 

税金の痛みをいたずらに怖がってしまうと、
いたずらに経費を無駄遣いし、手元に残るお金を減らしてしまいます。

少しでも冷静に税金を見つめるために、
気休め的であっても、
ふるさと納税、やってみてはいかがでしょうか。

来年の納税額をみて、
なんとなく、負担が軽くなったような気がするかもしれませんよ。

 


編集後記

今朝は朝4時起きを達成。
勤務時代の夜型体質から、
ようやく朝型へと切り替わりつつあります。

にしても、時間管理が大事ですね。
最近は「たすくま」という時間管理アプリがはまりつつあります。

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