freeeをお使いの方、
請求書機能を使っていますか?
非常によく考えられていて、
めちゃくちゃ便利なので、
使わないと、もったいないです!
で、
請求書機能は「売上側」の話なのですが、
この機能を使うんだったら、
「支払側」もそれに合わせた方が、いいことがありますよ、
という話です。
freee請求書がすごいところ
freeeの請求書機能は、
お客さんからも、
同業の会計士さん・税理士さんからも、
すごくいいよね、という話をよく聞きます。
僕自身も、この機能を使って経理をしています。
何がいいのか、というと、以下の3点が挙げられます。
①経理の「三度手間」が無くなる
経理の3つの手間とは、
・請求書を作成する
・会計に未決済取引を計上する
・債権管理リストに上がる
この3つのことです。
普通だったら、これらのことは、
それぞれ別で行います。
すると、たとえば、
「4/5、●さんに、30,000円の請求をした。」
という同じ情報を、
3回も入力しなければなりません。
これがfreeeだと、
請求書を作ると、
請求書→会計→債権管理
に情報が自動で流れていくので、非常に楽チンです。
②郵送機能で紙文化にもしっかり対応
作った請求書は、
PDFにしてお客様に送ることもできるし、
ボタンひとつで郵送も代わりにやってくれます。
料金的にもリーズナブル。
特に僕の住む東北エリアは、
まだまだ紙文化が根強い印象で、
こういった部分にも配慮してくれるのはとてもありがたいです。
③単純に、ストレス無く作成できる
あとは単純に、
請求書の作成画面が分かりやすくて、
直感的に編集できるのも気に入っています。
支払い側も未決済で上げないと…
とここまで、
freeeの回し者かのように
諸手を挙げて称賛しましたが・・・
高機能すぎて、ちょっと問題が出てくる可能性がある点がひとつ。
それは、月次推移表の問題です。
以前、この月次推移表を使って、
事業の成果を確認するといいですよ、という話をしました。
会計ソフトをまとめたら、月次推移表へGO。モチベーションが高まります!
しかし、freeeの請求書機能を使うと、
売上が「未決済」で計上されるので、
対応する支払いの方も「未決済」で処理しないと、
うまく粗利が出てこなくなってしまうのです。
売上も支払も「決済」取引だけ処理すると
たとえば、
1月に、
売上300、仕入200の仕事をしたとします。
そして、入金は2ヶ月後の3月、
支払いは、1ヶ月後の2月だとします。
もし、決済取引だけ、
つまり、入金や支払いがあった時だけ処理するとします。
すると、月次推移表はこんな感じになります。
1月にやった仕事なんですから、
両方とも1月に並べて、
1月の事業のがんばりを表現したいのですが、
ずれちゃってます。
ただ、お金の流れに即してはいるので、
意味のある数字ではありますね。
このようにして事業の数字を理解している方もいらっしゃるでしょう。
売上だけ請求書機能を使うと
この点、freeeの請求書機能を使うと、
未決済の処理を自動でしてくれます。
「未決済」というのは、
「1月に、まだ決済はしてないけど売上が上がったよ」
という処理のことで、
要は1月の売上として処理してくれるものです。
そうすると、月次推移表はこんな感じになります。
やっぱり、
売上と仕入がずれちゃってます。
しかも、お金の流れとも合わないので、
先ほどよりもタチが悪いです。
1月にぬか喜びして、
2月にドーンと落ち込む、みたいなことが起こってしまいます。
売上も仕入も「未決済」で上げれば
正しくは、
売上だけでなく、
仕入の方も未決済で処理することです。
どちらも、1月にやった仕事なのですから。
すると、このようになって、
事業のがんばりを、正しく評価できるようになります。
支払い側を未決済取引で上げるには
一応、手動で取引登録をすると、
「未決済」を選べるようになっていて、
こちらで処理することは可能です。
しかし、これは使ってはいけません。。。!
支払いの方も「未決済」で上げるには、
「エクセルインポート」を使う方法が最適です。
このエクセルインポートを使った、
支払い側の未決済取引の入力方法は、次回の記事で取り上げます。
編集後記
某マラソン大会に申し込んでいて、
あと1ヶ月ほどとなりました。
しばらくサボっていたので、
まずは最低限の身体づくりということで、
1km7分くらいの遅いペースで、
淡々と距離を走る練習を、この2週間ほどしています。
最初はしんどかったんですが、
最近になって、
走る=気持ちいい
とようやく脳みそが認識してくれて、
いいサイクルが生まれています。